No Momentum No Trade.

先物市場でスキャ職人目指しております。

証券会社の板発注の使用感と板乗り速度比較

2023年はSierrachartが提供する注文システムを使用しています。

 

2018年3月調べ
2020年10月更新

前提:注文ウィンドウや確認ウィンドウが出てくるような、発注までに2回以上のクリックが必要なシステムは論外。ダブルクリックが必要な場合は120ms以上余分に時間がかかる

 

  • SBI: 板更新は最速だが板クリックで注文ウィンドウ出てくる。論外。
  • 岡三: 現状国内で唯一のFIFO(先入れ先出し)だが板クリックで注文ウィンドウが出てくる。論外
  • 松井: 国内では唯一のワンクリック発注可。現実的に選択肢はここだけ。往復50円。
  • カブコム: 板クリックで注文ウィンドウが出てくる。論外。
  • クリック: 松井と似ているが、松井のほうが使いやすい。
  • ライブスター:  松井と似ているが、松井のほうが使いやすい。
  • IB証券:  CQGより板乗り遅い、往復80円。(IBのデータは300msくらいのスナップショットでTick by Tickでない、高安値の信頼性がゼロなのでesignalと契約する必要ありコスト$300/月超え。論外。)CQGのデータでIBから注文もできなくもないが、いろいろ変更が必要なのでNG。
  • CQG & Sierra Chart : 最初はとっつきにくいが慣れると超絶つかいやすい。ブローカーはAMP Futuresでミニ往復170円80円、ラージ往復410円程。Sierra Chart $35/月、CQGのデータ購読はOSE$29/月、CME$15/月。
  • Sierra Chart Futures Order Routing Service With Data 
    SierraChartの提供するDenali DataとTrading Tecnologiesの提供する注文執行サービスです。

    シエラチャートの提供する注文ルートサーバーはアジア在住トレーダー向けにアメリカ西海岸にサーバーがあり、日本からの注文もクッソ速いです。US本国のインターネット環境のよろしくない内陸部に住む人より早いようです。光ファイバーが経由するハブの数が少ないほど到達時間は早くなります。CQGのシンガポールを経由する注文到達時間の体感で3分の1くらいの到達時間です。

    シエラチャートの提供するDenaliデータはフル板1,400Tickまで注文件数とともに表示可能です。DenaliデータはCMEから中間業者を返さず直接?送信されてるようです。例えば日本の証券会社の提供する価格データは、多くが(香港?シンガポール?)のロイターを経由して自宅まで送られてくるのでレイテンシー(遅れ)が大きくなります。

    料金:TTオーダールート$20ドル/月、デナリデータCME$10/月

先物で板発注の板乗りスピード情報各社 (2018年3月調べ)

  1. CQG :サーバーの場所、シンガポール 70msくらい
  2. IB:サーバーの場所、香港 120msくらい
  3. 松井:俺から見えるipは東京サーバーのみ 200msくらい

結論:CQGで注文。最速かつ最も使いやすく誤発注も少なくなる。

2020年10月現在、わたしの知る限りシエラチャートの提供する注文執行サービスがダントツで板乗り速いです。ただし、日本市場にはアクセスできません。CMEにチャレンジする方にはお勧めできます。

経験上、仕事で使う道具をケチってよかったことはない。道具をケチって失敗したことは何度もある。