No Momentum No Trade.

先物市場でスキャ職人目指しております。

なぜか勝てるようになったわけを考える→勘違いでした。

カテゴリー「独り言」を読み返していて、なぜスキャルピングで勝てるようになったのか考えました。(追記:勘違いでした。。)

  • 相場の動きを見て、上か下かを当てる技術は全く変化していない。
  • チャンスを待つ忍耐力や規律を保持する持久力も大きく変化していない。
  • 相場に対する認知能力も向上していない。
  • しかし勝率はかなり上がっている、以前は勝率70%以上なんて神様の領域だと思っていた。5月は51トレードで76%の勝率だ。
  • もしかしたらすべての能力が上がっていて、気づいていないだけかもしれない。

相場で勝てるようになるまでに時間がかかるのはなぜ

相場にもともと適正のない人間が訓練によって勝てるようになるには、損益と決断に関する脳の神経結合がそっくり変わるのに5年程度かかるのでは?という私の仮説です。この5年間、私の相場の上下を当てる技術はほぼ変化していません。

ブログ「あらなみの里」では勝てるようになるまで5年程度訓練が必要との記述や、FuturesTrader71のGetting Started Scalping でも家からトレードする素人は勝てるまで7年程度かかると述べられています。

95%の人間は相場に対する適正がない

いつのことか忘れてしまいましたが、どこかのプロップファーム(自己取引する会社)が素人を募集して裁量トレードを教え、才能あるトレーダーを発掘するプロジェクトをおこなっていました。たしか一日20回くらい取引しなければならないという試行回数をかせぐルールでした。つまりはスキャルピングです。

その素人参加者の損益を一覧で見ることができました。右肩上がりの利益を残せるのは20人に1人でした。

また私は20年以上の自営業者ですが、同じ業界で生き残って、そこそこの利益を上げ続けることができるのは、やはり5%程度と感じています。

自分の振る舞いを「事実をもとに決定する」ことがほとんどの人にとって難しい

2年前に書いた記事で、私は自分の損益を基準に決断を変えてしまう問題になが~~いこと苦戦しています。起きた事実をもとに決断しなければトータルで勝てないことを頭ではわかっているのですが、目の前の損益の上下によって感情(偏桃体)の決断が勝ってしまうのです。(利益は即確定し、損は放置する決断になる)

あなたにとって大切なお金が消えていく場合、あなたが勝てる確率は限りなく低くなります。上場企業の経営者でも、サンクコスト効果によって、見込みのない事業に投資し続け、赤字を雪だるまにする決断をしている方もしばしばいます。

人間は事実を元に決断することが苦手な生き物なのです。