なぜ勝ちは少なく、負けは多いのか?
要約
なんどもやらかして体で覚えるしかない。
本文
負けてるときの積極性で損失が大きくなりやすい。
- 負けのときは取り戻したくて目が曇り、観察ではなく、自己都合でエントリする。エントリ回数が増える。
- 損切までの時間はたいてい早いのでポジがフラット。次のトレードに参加しやすい。エントリ回数が増える。
負け日はそもそも相場環境が自分の手法とあっていない日。
勝っているときの消極性で収益の上限ができやすい。
- 勝ちの時は利益を失いたくないので、後続のトレードは慎重になる。エントリ回数が少なくなりやすい。
- 勝ちの時は気分がおなか一杯になって食後の肉食動物と同じ行動をしてしまう。エントリ回数が少なくなりやすい。
- 利食いまでの時間は損切より長い。エントリ回数が少なくなりやすい。
勝ち日は相場環境が自分の手法とあってる日。
この非常に強力な爬虫類脳に基づいた行動の逆を行う必要がある。
- 負けのときは取り戻したくて目が曇り、観察ではなく、自己都合でエントリする。対策:画面を離れる。
- 損切までの時間はたいてい早いのでポジがフラット。次のトレードに参加しやすい。対策:画面を離れる。
対策により負けてるときのトレード回数を減らし、損失が大きくななるのを防ぐ。
- 勝ちの時は利益を失いたくないので、後続のトレードは慎重になる。対策:アグレッシブに行く。
- 勝ちの時は気分がおなか一杯になって食後の肉食動物と同じ行動をしてしまう。対策:アグレッシブに行く。
- 利食いまでの時間は損切より長い。エントリ回数が少なくなりやすい。対策:なし。
対策により勝っているときの収益の上限を突破できる可能性が上がる。
(日単位でみれば収益が減ることもあるだろうが、本能に逆らった行動は長期的な収益増加に寄与するはず。)※例えばトレイルストップは感情にやさしい、検証すると長期的な収益は減る。ブレイクイーブンストップも感情にやさしい、検証すると長期的な収益減る。
対策は分かった。なぜこれができないのか?
- 人間脳ではなく、爬虫類脳の自分の感情に突き動かされているから。
- 脳は大きな変化を嫌う、トレーディングに適した行動に脳を慣れさせる必要がある。
- 負け時に消極的になれるような、脳が抵抗しない非常に小さな一歩を設定する必要がある。
順張り3連敗ならばレンジデイなので終了とする。
と決めるのは簡単なのだが守らないんだよね。
理由:
もし、大きな動きが後から出て、それを取り損ねたらと思うといてもたっても居られない。常にトレンド期待。
現実:
後から出ると期待している大きな動きをとらえる目的で、エントリしまくり損失を信じられないほど拡大している。出そうで出ないトレンド、5,6回のダマシの後に少し伸びるくらい。たとえ小さな動きに乗れても、値幅が小さいので損失の穴埋めできない。
「あ、これはやばいパターンだ」と負けの途中でに気づく必要がある。
- 熱くなるから損失雪だるまをつくってしまう。
- 熱くなると事前に決めたルールの全てが吹き飛んでしまう。
- 連敗によってある地点で切れてしまう。
- 連敗は必ず起こる。
- 連敗したらキレる前に途中でやめる必要あり。
- 3連敗で熱くなって切れちゃうぞと戒める冷静な自己が必要。冷静で無いと戒められない。
- 冷静さとは、陥った状況に慣れているから冷静なままで居られる。
- やはり、あと何度も損失雪だるまを転がす必要あり。
トレードは毎日続けるので感情が「納得」できる方法が必要。ただ単に「決めたルールを守れない俺弱い、もっと意思を強く」ではうまくいかない。
次の相場を当てることが重要だから、次のトレードを「長くもみあったのだから今度こそ!今度こそ!大きな動きをとらえるぞ」と身構えているのだ。
負け日にトレードをストップできないのは、視点が「その日の収益」のみにフォーカスしているからだ。
数日の合計で勝てればよいと感情が「納得」できていれば、順張り3連敗後のまだ翌日でリカバー可能な範囲の損失で負け日のトレードを終えられるはずだ。
実際システム売買やっていた時は「連敗は事前に起こることがわかっている」のであまりきにならなかった。
連敗は回避できない。順張り3連敗の後にすぐに「このパターンは損失雪だるまが起こるからトレードをストップしよう。」と気付く必要がある。それは、
何度もやらかして体で感覚を覚えるしかない。
これが答えっぽいな。うーんもっとスマートな方法があるかもと思ったけど。。
今日はなぜマイナス3万で辞めずにマイナス14万まで引っ張ったのか?
次こそ大きな流れが出て損失を一気に回復させてくれるはず、との期待からだ。
マイナス14万になった時もうリカバー不可能なのが感情に伝わって、やめることができた。感情がもうだめだと納得したのだ。